DESIGN

＜フライフロント＞

洋服前面はテーブルなどにあたり引っ掛かりやすい部分です、フライフロントにより身頃下前の釦部分をカバーする効果があります。

また、フロントを閉じた時に縦ラインの釦を視覚的に隠し、表面側を4.0ｃｍ巾、下前側を3.0ｃｍ巾で1.0ｃｍの段差をつける事により視覚的にスッキリとした高級感を与えます。

＜釦＞

釦は流線形の丸みをもって洋服に馴染みます。全ての糸方向を揃えて釦付けします。

材質はテーブルやアイロンに当たっても割れにくいポリエステルを選択しています。

＜剣ボロとカフス＞

カフスのカットは大きく丸くする事でモノへのあたりを緩和し自然に上の剣ボロ部分へ繋がります。

ガントレット釦を留めたたまま袖まくりをすると袖まくりが安定します。

ガントレット釦を外してまくるとリラックスした袖口になります。

ステッチを端ギリギリに細かく打つ事で高級感を与えます。

＜アジャスト釦＞

釦を外側で留めると一般的なジャケットの袖口幅サイズとなり、釦をかけたままで手がスッと通ります。

内側の釦で留めると袖口幅が狭くなり手首あたりで固定する事も可能です。

＜袖まくり＞

カフス巾8.0ｃｍでカフスの中に芯をいれていますので袖まくりの折り代の目安になります。

カフスを４ターンしますと30ｃｍ程度短くなりますので写真左袖のような袖丈になります。

＜4つのアウトポケット＞

前身頃正面に４つのポケット。

上の2つは横12.5ｃｍ巾×縦15.0ｃｍ、

下の2つは横22.0ｃｍ×縦25.0ｃｍです。

全て上部の擦れやすい部分を生地二重にしてあり、底の角をカットする事により中に入ったゴミなどが端にたまる事を防ぎます。

上品な印象と軽やかな着心地を実現するために0.1ｃｍ×0.6ｃｍのダブルステッチで縫製しています。

ポケットに大きなモノを入れると重さが不快になったりシルエットが崩れたり、なにより上質な素材が痛みますのでポケットには軽いモノを入れる事を推奨します。

＜ベルトループ＞

巾1.0ｃｍのベルトループにも端ギリギリに細かいステッチを打つことで洋服全体の一体感を崩しません。

＜ボックスプリーツ＞

洋服の背中に必要な距離をボックスプリーツでヨークの下に挟みこんでいます。

＜ブランドロゴ＞

ヴィンセント・ファン・ゴッホ作

ＳＯＷＥＲ（種を蒔く人）をモチーフにしたブランドロゴです。

＜ハンガーループ＞

着脱時には背中のハンガーループでフックに吊るす事も可能ですが、服が傷みやすいので肩厚みのあるハンガーに服をかける事を推奨します。